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米中貿易戦争激化!ドル円為替見通し予想8月第1週

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2017年のアメリカからの中国への輸出総額はおよそ1,500億ドル。

逆に中国からのアメリカへの輸出総額はおよそ5,000億ドル。

追加関税・報復関税とやりあっても中国側に勝ち目はないと思いますが、意地・面子でしょうかね。
 

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先週のまとめ

先週のドル円は、日本銀行により政策金利のフォワードガイダンス(事前に今後の金融政策のあり方を表明すること)の導入や、アメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)にてさらなる利上げが妥当との見解が示されたことから、ドル高円安が進みました。

しかし週末にかけて米中貿易戦争激化への懸念が強まったことからドルは大きく下落。

結局、週の終値もおよそ1ドル=111円27銭と、先週の終値110円99銭から、28銭銭程度のドル高円安となり、この週の取引を終えています。
 

日本銀行金融政策決定会合

7月30日-31日に行なわれた日本銀行金融政策決定会合では、政策金利のフォワードガイダンス導入が決定されました。

つまり当面の間、現状の異次元金融緩和政策が継続されることとなりました。

その結果、投資家に安堵感が拡がり日経平均株価は上昇。

一時は1ドル=112円15銭程度までドル買い円売り(ドル高円安)が進みました。
 

連邦公開市場委員会(FOMC)

7月31日-8月1日に行なわれたアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)会合では、市場予想通り政策金利(1.75%-2.00%)の据え置きが決定されました。

しかしその後の声明では、アメリカの景気拡大やインフレ見通しが上方修正され、さらなる利上げが妥当との見解が示され、また次回9月の追加利上げも示唆されたことから、ドル買い(ドル高)が進みました。
 

米中貿易戦争激化

しかしアメリカ・トランプ大統領は対中国制裁を強化計画を発表。

およそ2000億ドルにも及ぶ中国からの輸入品に対して、25%の関税上乗せを計画していると発表しました。

対抗する形で中国政府も600億ドル相当のアメリカからの輸入品に対して、追加関税を課すと発表したことから米中貿易摩擦激化への懸念が高まり、リスク回避的な円買い(円高)が進みました。

さらにこの中国側の報復関税処置に対して、アメリカ・ロス商務長官が「中国が行動を改めなければ、さらに圧力を強める」と発言したことから、ドル円は下落。

結局110円26銭-27銭でこの週の取引を終えました。
 

ドル円の推移

先週のドル円推移は、110円74銭-75銭から112円14銭-15銭でした。

ちなみに先々週のは、110円58銭-59銭から111円53銭-54銭です。

さらにその前の週は、111円38銭-39銭から113円16銭-17銭です。

参考までにその前は、110円29銭-30銭から112円79銭-80銭です。

ひとつおまけに前週、110円27銭-28銭から111円13銭-14銭です。

もうひとつおまけで、109円36銭-37銭から110円93銭-94銭です。

 

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今週の予想

今週のドル円は、アメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)にて利上げ姿勢の継続が確認されたことから、日米金利差拡大の観点から緩やかにドル買い円売り(ドル高円安)方向に進むことが予想されます。
 
今週の重要な米国・日本のイベントは、

08月09日の米国:7月生産者物価指数(PPI)

08月10日の米国:消費者物価指数(CPI)

などが予定されています。
 

注目はアメリカ7月の消費者物価指数(CPI)。

市場予想は前年比+3.0%、PPIコア指数同+2.3%となっています。

市場予想を上回ればもちろん、一致した場合でもドル買い(ドル高)材料となるでしょう。
 

でもやっぱり今週もトランプ大統領をはじめとする政府高官による政治的な発言が為替を左右しそうですね。

(11月の中間選挙までは仕方が無いのかなー…)
 

9月・12月利上げを意識

先のアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明では、アメリカ経済の力強さ、労働市場の堅調さが強調された内容となっており、市場関係者の間では年内あと2回(9月・12月)の追加利上げが実施されると見られています。

上記通り今週発表のインフレ関連指標が市場予想と上回ればもちろん、一致の場合でも、連邦準備制度理事会(FRB)の見解通り年内あと2回の利上げへの支援材料となり、日米金利差拡大を意識したドル買い円売り(ドル高円安)が進む可能性が高いです。
 

トランプ・シーリング

日米金利差拡大を意識した緩やかなドル買い円売り(ドル高円安)方向に進むと見られているものの、ドル高を快く思っていないアメリカ・トランプ大統領による口先介入が警戒されています。

7月19日にも今年最高値(113円38銭-39銭)を目指していたドル円はトランプ大統領の「ドル高は望ましくない」「強いドルはアメリカにとって不利」発言により、113円台前半から111円台半ばまで大きく値を下げる展開となっています。

今週は、まずは112円台を目指す展開が予想されるも、上記通り米中貿易戦争激化への懸念やトランプ・シーリング(許容された水準)への警戒感から、ドルの上値は重い展開が予想されます。

つまりは…、やっぱりレンジ相場になると予測します。
 

今週のレンジ予想

今週の予想レンジは、110円00銭から113円00銭までと予想します。

ちなみに先週も、110円00銭から113円00銭という予想でした。
 

FX(外国為替証拠金取引)の感想

3日金曜日はFX界における月に一度のお祭りアメリカ雇用統計だったのですが…。

盛り上がりに欠け、空気のようなイベントとなってしましました。

為替もほぼ値動きありませんでしたからね。

ただ内容は強いアメリカ経済を再確認。

市場予想通り政策金利は据え置かれましたが、9月・12月の追加利上げも示唆されるなど、タカ派的な内容となりました。

来月に向けてドルは底堅く、崩れる心配はかなり低くなったように思えます。
 

トランプ・シーリング…なるほど確かに、と思わされますね。

2017年には麻生財務大臣が「円相場はまだ120円にはいっていないので、円安と言われる覚えはない」という発言をしました。

この発言から当時1ドル=120円までと何か密約があるのではないかと言われていましたが、現状の相場観やトランプ大統領の通商政策を考えたら1ドル=115円辺りがトランプ・シーリングの打倒ラインかもしれません。

でも2週間前は、113円を超えたあたりでさっそくトランプ大統領の口先介入が入りましたから、現状は113円辺りが上値ラインでしょうか。

当面ドル円は上記通り、110円00銭から113円00銭でのレンジが続くと予想します。
 
今後のドル円相場は、

短期:108円~114円程度のレンジ相場

長期:105円~115円程度のレンジ相場

と予想します。

110円を挟み±5円程度でしょうか。

みなさまの資産運用投資の手助け(参考)になれば幸いです♪

 

 

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