ハト派なFOMC予想で上値は重くも下値も底堅い相場展開を予想
先週のドル円は、日本銀行による追加緩和もあり得るとの思惑。
そしてイギリスによる欧州連合(EU)からの合意無き離脱リスクの後退から、ドル買い円売り(ドル高円安)が進みました。
結果、終わってみれば前週比で31銭程度のドル高円安となりました♪
アメリカドルはFX自動売買で為替差益を狙っても良し、長期保有でスワップポイントを狙っても良し、でアメリカドルもすっかり高金利通貨の仲間入りですね♪
2019年3月11日週のまとめ
先週のドル円は、
【ネガティブ材料】
●各国中央銀行ハト派へ傾斜
●冴えないアメリカの経済指標
●イギリス議会、EU離脱協定修正案を否決
【ポジティブ材料】
●日本銀行、異次元金融緩和継続
⇒追加緩和も…
●米中貿易協議の進展への期待
●イギリス議会、合意無きEU離脱を否決
【中立材料】
●アメリカ利上げ休止の可能性
●アメリカ利上げ継続の可能性
⇒結局はデータ(経済指標)次第
と、結果的にはポジティブ材料が勝り、ドル円はドル高円安展開となりました。
結局ドル円では、週の終値はおよそ1ドル=111円47銭と、先週の終値111円16銭から31銭程度のドル高円安となり、この週の取引を終えています。
イギリスによるEU離脱の行くヘ
イギリス下院議会は政府による欧州連合(EU)離脱協定案を再度否決。
(予想通りも)リスク回避による円買い(円高)が進みました。
しかし同じく13日、イギリス下院議会は(予想通り)欧州連合(EU)からの合意無いない離脱を否決したことから、リスク回避姿勢は後退。
ポンドの買い戻し(ポンド高)が進み、またドル円取引でもドル買い円売り(ドル高円安)が進みました。
日本銀行金融政策決定会合
14-15日と行われた日本銀行の金融政策決定会合では、現行の異次元金融政策の継続を賛成多数で決定。
また海外経済、輸出・鉱工業生産についての見通しを引き下げ、さらには必要なら追加緩和もある得るとしたことから円売り(円安)が進みました。
アメリカ経済指標
先週のアメリカ経済指標では、2月消費者物価指数(CPI)・同コア指数(コアCPI)。
2月生産者物価指数・同コア指数、3月NY連銀製造業景気指数に、2月鉱工業生産も市場予想を下回ったことから、アメリカ経済の成長鈍化がより意識され、ドル売り(ドル)が進みました。
しかし15日最後に発表されたの3月ミシガン大学消費者信頼感指数が市場予想を上回ったことから、ドル売り(ドル安)は後退。
結局ドル円は、111円46銭-47銭でこの週の取引を終えています。
ドル円の推移
先週のドル円推移は、110円87銭-88銭から111円89銭-90銭でした。
ちなみに先々週のは、110円78銭-79銭から112円13銭-14銭です。
さらにその前の週は、110円35銭-36銭から112円07銭-08銭です。
参考までにその前は、110円38線-39銭から110円94線-95銭です。
ひとつおまけに前週、109円68銭-69銭から111円12銭-13銭です。
もうひとつおまけで、109円42銭-43銭から110円15銭-16銭です。
2019年3月18日週の予想
今週のドル円は、先週上値の重い展開が予想されます。
しかし、下値も底堅い展開も予想されます。
ただ今週一番の注目である3月19-20日開催のアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)。
その後のパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見次第の展開となりそうです。
今週の重要なアメリカ・日本のイベントは、
03月19-20日のアメリカ:連邦公開市場委員会
03月21日のアメリカ:3月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
などが予定されています。
アメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)は下記に譲るとして、3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数は、
02月実績:-4.1
市場予想:+6.0
と2月のマイナスから改善する見通しとなっています。
市場予想を上回ればもちろん、およそ一致した場合でも、アメリカ経済の成長鈍化に対する警戒感は低下し、ドル買い(ドル高)が進むと思われます。
欧州経済リスク
上記通り、イギリス議会は欧州連合(EU)からの合意無き離脱を否決し、離脱期限の延長を申し込むことを決定しました。
これ自体はポジティブ材料ですが、離脱期限の延長にはEU側の承認も必要なこと。
そして延長した期限内で問題が解決するのか、ということはまた別問題です。
さらにユーロ圏の主要経済指標は、経済成長の鈍化・景気減速を示しており、ポンドやユーロは買いづらい状況です。
そのためポンド売りユーロ売りドル買い(ポンド安ユーロ安ドル高)が再び進む可能性も高いでしょう。
結果ドル円取引ではドル高円安に影響します。
連邦公開市場委員会
19-20日に開催されるアメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利の据え置きが決定される見込みです。
FOMC後のパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見では、利上げを急がないハト派的な会見になると予想されています。
インフレ関連指標など雇用面以外の指標は市場予想を下回る内容が多く、アメリカ経済の成長鈍化が意識されています。
パウエル議長の会見でハト派過ぎないフラットな内容であればドル高に。
経済景気見通しの下降修正など、よりハト派的な内容になればドル安が進む展開もあり得ます。
今週のレンジ予想
今週の予想レンジは、110円00銭から113円00銭までと予想します。
ちなみに先週は、109円50銭から112円50銭という予想でした。
(1ドル円為替見通しブログの1管理人の予想ね)
FX(外国為替証拠金取引)の感想
今週はなんと言ってもアメリカ米連邦公開市場委員会(FOMC)。
特に、3月、6月、9月、12月のFOMCでは参加メンバーによる経済・物価・政策金利の見通しも発表されます。
前回12月の政策金利の見通しでは、
2名:現状維持
4名:1回の利上げ
5名:2回の利上げ
6名:3回の利上げ
という結果でした。
これがどのように変化しているかに注目です。
ちなみにFF(フェデラル・ファンド)金利先物から導き出される予想では年内の利上げ回数は0回。
2.25-2.50%の現状維持が76%。
まさかの利下げが24%となっています。
うおー…本当ですか…(涙
またバランスシート縮小の年内終了が正式に示されるかどうか、にも注目が集まります。
年内にバランスシートの終了を停止される=量的緩和効果が期待されます。
結果ドル売り(ドル安)材料となります。
ただ株価の上昇は見込まれるため、そこまでドル売り(ドル安)にはならない、との声もあります。
結果はお楽しみに…?
株価・ドル円に関連する指標として注目の恐怖指数(VIX指数)は12.88と、今年一番の低水準で推移しています。
通常は10から20の間で推移する指数ですので、市場は冷静さを保っていろ、と言えるでしょう。
NYダウ平均・ナスダック総合指数も再び株高展開となっています。
アメリカ株価も大きく崩れなさそうですので、ドルも大きく崩れなさそうです。
現状の相場は、今年に入ってから一本調子の右肩上がりで進んでいた相場の調整場面だと言う声もあります。
そう考えると健全な相場展開でしょう。
是非、一時的な調整場面説が正しかった、と証明して欲しいですね(笑
個人的には特にアメリカ株価は本当に頑張れー!
(どこにでもある1ドル円為替見通しブログの1素人管理人の意見ですからね!)
今後のドル円相場は、
短期:107円~114円程度のレンジ相場
長期:105円~115円程度のレンジ相場
と予想します。
110円を挟み±5円程度でしょうか。
みなさまの資産運用投資の手助け(参考)になれば幸いです♪